前田敦子、母で女優「またガッツリ映画の世界に」最優秀女優賞に歓喜 「第11回TAMA映画賞」

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   女優の前田敦子さんが11月17日、中央大学・多摩キャンパス(東京都八王子市)で行われた第11回TAMA映画賞の授賞式に出席した。最優秀女優賞を受賞した前田敦子さんは、「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督)での演技が高く評価されての受賞。第4回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞した経験があり、「以前ここで新進賞をいただき、それが初めての賞だった。こうやって戻ってこられてうれしい」とニッコリ。

  前田さんは「町田くんの世界」(石井裕也監督)では制服姿を披露したが、「『27歳で制服を着ます』と黒沢監督に言ったらすごい笑われた。でも『楽しみにしています』と言っていただいて、よし頑張ろうと思った」とさまざまな経験ができた1年となったという。

  今年3月に第1子出産後、女優復帰した前田さんは「映画の世界ってすごく夢が詰まっていて、なんてワクワクするんだろうと、やればやるほど思える。映画の世界にいる皆さんのひたむきさがとても尊敬できるし、大好きなので。またどういうペースでやっていくかはゆっくり決めていきながらではあると思うんですが、がっつり映画の世界に携われる日がまた来るといいなと。そのためにすべてのことをしっかり頑張りたい」と映画愛と共に、女優業について前向きに語った。

  TAMA映画賞は、1991年から毎年、東京都多摩市で開催されている市民映画祭「TAMA CINEMA FORUM」で2009年に創設された映画賞。この日の授賞式には、前田さんのほか、蒼井優さん、井浦新さん、成田凌さん、清水尋也さん、岸井ゆきのさん、シム・ウンギョンさんらも出席した。

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