18歳の俳優、服部樹咲(はっとり・みさき)さんが9月26日、東京・日比谷の「TOHOシネマズ日比谷」(東京都千代田区)で行われた、主演映画「BISHU ~世界でいちばん優しい服~」(西川達郎監督、10月11日先行公開、18日拡大公開)の完成披露上映会舞台あいさつに出席した。草なぎ剛さん主演の映画「ミッドナイトスワン」(2020年公開、内田英治監督)でデビューした服部さんは、同作がロングラン上映されていた思い出の場所に主演として凱旋(がいせん)した。
服部さんは「3カ月くらい前に(ミッドナイトスワンの)最終上映のあいさつをして、こんなに早くここに立てるなんて思ってもいなかったので、うれしい限りです。きょう見に来てくださっている皆さんで『ミッドナイトスワン』が大好きな方もいると思うので、4年たってまた新しい姿をお見せできるんじゃないかなと思っています」と話した。
映画は、世界三大毛織物(ウール)の産地として世界的に注目されている愛知県一宮市のある尾州地域が舞台。発達障害を持ち幾多の壁にぶつかりながらも夢に挑戦する高校生の史織と、家族や親友との希望を描くオリジナルストーリー。服部さんは、主人公・史織を演じている。
舞台あいさつには、史織を見守る父・康孝を演じた吉田栄作さん、亡くなった母に代わり世話を焼く康孝の姉で伯母の静江を演じた清水美砂さんも出席。清水さんは、吉田さんと34年ぶりの共演だと明かし、「初めて会ったときはすらっとしていてカッコいい人だなと思っていた。当時私は18、19歳くらいで、一緒に芝居すると緊張するくらいだったんです。今回、すっかりお父さん役が似合っていて、娘たちとぶつかりながら親として受け止める吉田さんがカッコよかった」と語った。
舞台あいさつには知花くららさん、岡崎紗絵さん、長澤樹さん、黒川想矢さん、西川監督も出席した。