パナソニック 「HEMS」制御機器「AiSEG(アイセグ)」発表

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 パナソニックは、家庭内のエネルギーを管理するホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の中核となる制御機器「AiSEG(アイセグ)」を10月21日に発売すると発表した。電気やガス、水の使用量、太陽電池の発電量などをテレビやスマートフォン、パソコン、別売りの専用モニターで確認できるほか、エアコンやIHクッキングヒーターなど対応機器と連携して節電を実現する。

 

  HEMSは消費電力や発電量をモニタリングできるシステム。同社は3月に太陽電池で発電した電力をリチウムイオン電池に蓄電する「創蓄連携システム」の販売をスタートしており、「AiSEG」は同システムやエアコン、給湯器、IHクッキングヒーターなどの対応機器と連携できる。

 

  「AiSEG」は、エアコンを省エネ設定に自動変更したり、外気温の変化をモニターに表示できるほか、電気使用量に合わせてIHクッキングヒーターの火力を自動調整する機能、昼間に太陽電池で発電した余剰電力を使って給湯器を利用できる機能などが備わっている。標準規格「ECHONET Lite」に対応しているため、他社の製品とも一部連携できる。価格は、専用のエネルギー計測ユニットとセットで11万2350円で、10万円の補助金が受けられる「11年度エネルギー管理システム導入促進事業」の対象機器となっている。13年度は1万セット、15年度は5万セットの販売を目指している。

 

  パナソニックセンター東京(東京都江東区)で開かれた新製品発表で、同社の長栄周作副社長は「LEDをはじめとした機器や設備を制御できるよう、拡充を続けていきたい」と今後、電気自動車の充電設備、照明、セキュリティー、ヘルスケアなどとの連携を目指すことを明らかにした。(毎日新聞デジタル)

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