元大関の把瑠都さんが10月26日、映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(タイカ・ワイティティ監督、11月3日公開)の日本語吹き替え版完成披露試写会に、体が緑色の超人ハルクに扮(ふん)して登場。「映画を見て、ワクワクドキドキになって、最高のエモーションで夜、家に帰って、朝起きたらこうなってた」とちゃめっ気たっぷりに語った。
イベントには、ケイト・ブランシェットさん演じる新キャラクターの死の女神・ヘラの吹き替えを担当した天海祐希さん、主人公のマイティ・ソー(クリス・ヘムズワースさん)に仕える忠実な戦士・ホーガンを演じた浅野忠信さん、ソーに扮したキックボクシングの武尊選手も登場した。把瑠都さんは「とにかくヒーローが出てくる映画が大好きで、映画を見ると小さな子供みたいな気持ちになってくる」と照れながら語った。ハルクの扮装については「どうしてもなりたくて、なりたくて、こんなになってた。そっくりやね!」とうれしそうに語った。天海さんから「ピッタリですね」、浅野さんにも「現場に連れていきたい。リアル戦士を連れてきたぞと言いたい」と絶賛されていた。
「マイティ・ソー」は、「スパイダーマン」や「アイアンマン」などを生んだ米マーベルのコミックが原作。「バトルロイヤル」は、アベンジャーズの一員・ソーの前に復讐(ふくしゅう)と野望に燃える死の女神・ヘラが現れ、ソーの故郷への攻撃を始める。故郷を奪われたソーは、ヘラを倒すため盟友ハルク(マーク・ラファロさん)、宿敵ロキ(トム・ヒドルストンさん)らと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み、バトルに挑む……というストーリー。天海さんの声について、武尊選手は「正直、ハルクより怖かった」と言い、把瑠都さんも「この声に本当に驚きました。素晴らしい。ぴったり。怖くなる気持ちも分かる」と絶賛し、天海さんを恐縮させていた。