戸田恵梨香、永野芽郁の首を絞める!?　すれ違う“母娘”熱演　映画「母性」本予告

　　女優の戸田恵梨香さん、永野芽郁さんが出演する映画「母性」（廣木隆一監督、11月23日公開）の本予告映像が9月15日、公開された。ベストセラー小説家の湊かなえさんのミステリー小説を実写化した作品で、戸田さんは母性を持てず、娘を愛せない母親・ルミ子、永野さんは母性を求め、母に愛されたい娘・清佳を演じる。

　　本予告では、戸田さん演じる娘を愛せない母・ルミ子の「私が間違えていたのです」というざんげともとれる告白の後に女子高生死亡事件の映像が映し出される。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。はたして事故か、自殺か、殺人か……。JUJUさんが書き下ろした主題歌「花」にのせて、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。

　　予告の最後には、清佳を抱きしめるルミ子の姿が「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田のモノローグにのせて映し出さると、一転して清佳の首を絞める姿に切り替わるという衝撃の映像も収められている。

　　映画は、数々の傑作を生み出してきた湊さんが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身（こんしん）の作品「母性」（新潮文庫）が原作。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか。普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷痕。愛せない母と、愛されたい娘。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違っていく……。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」。二つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ……というストーリー。

　　ルミ子の実母“お上品なママ”役には大地真央さん、ルミ子の夫の母“口が悪すぎる義母”役には高畑淳子さんが決定。演技派のベテラン女優2人が狂気の母親を怪演する。さらに、ルミ子の夫“無関心父”役を三浦誠己さん、ルミ子の親友“わけ知り顔女”役を中村ゆりさん、ルミ子の義妹“依存しすぎ娘”役を山下リオさんが演じる。