モデルで女優の中条あやみさんが12月6日、東京都内で行われた主演映画「覆面系ノイズ」(三木康一郎監督)の公開記念舞台あいさつに登場。今回が同映画最後のキャスト登壇イベントで、中条さんに歌の指導をしたディレクターからのサプライズの手紙が代読されると、思わず涙を流した。
歌が大好きな女子高生・ニノを演じた中条さんは、劇中で披露した歌のレコーディングの前にディレクターらと歌の特訓をしたといい、サプライズの手紙が披露されると「泣かせようとしているやつじゃない?」と笑って見せたが、中条さんの努力をねぎらう手紙の中盤では後ろを向き、上を見上げたが涙をこらえきれない様子で、「まんまとやられましたね。ありがとうございます」と泣き笑いした。
舞台あいさつには中条さんのほか、志尊淳さん、小関裕太さん、三木監督が出席した。中条さんは「本当に大変だなと思うこともたくさんあったんですけれど、みんなが優しくて、あったかくて。全員が優しく励ましてくださったので、私自身も頑張ってこられたんだなと、改めて気づかされました」と感謝した。
志尊さんは「一番負担を抱えてプレッシャーを感じて、弱音を吐かずにやってきたのは中条ちゃん。座長が引っ張ってくれたから、僕らも支えよう。頑張ろうという気持ちになれた」といい、小関さんも「監督の愛のあるダメ出しを受けたあやみちゃんが頑張っている姿を目の前で見ていた。でも、それを感じさせない心を動かされる声だった。あやみちゃんにしかないパワーだなと思います」とうなずいていた。
映画は、「花とゆめ」(白泉社)で2013年から連載中の福山リョウコさんのマンガが原作。ニノは幼いころ、幼なじみで初恋相手のモモ(小関さん)、曲作りをする少年ユズ(志尊さん)の2人との出会いと別れを経験していた。高校生になったニノは、曲作りをするようになっていた2人と再会を果たす……というストーリー。