女優の長澤まさみさんが6月15日、東京都内で行われた主演映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、7月3日公開)の完成披露舞台あいさつイベントに登場。イベントには阿部サダヲさん、奥平大兼さん、大森監督も出席。新型コロナウイルス感染防止の観点から無観客で、登壇者もソーシャルディスタンスを保って開催された。
奥平さんは、長澤さんの息子を演じた新人俳優で、今作が映画デビュー作。今回が初めての舞台あいさつにもかかわらず「緊張するかと思ったら、思った以上に緊張しない。逆に困っています」と強心臓ぶりを発揮し、周囲を驚かせた。
また、長澤さんの印象を聞かれると「会ったときに、すごく顔が小さくてすごく可愛かったので、まともに目を合わせられなかった。すごく緊張しちゃって話せもしなかった」と初々しく話すも、「2回目からは緊張しても無駄だと思って、ある程度しゃべるようにはした」と説明。聞いていた長澤さんは「そうだったの? 2回目からは『もう大丈夫です』って言われたので、早いなって」と楽しそうに話しつつ、当時の奥平さんの行動に納得していた。
映画は、実話を基にした作品。ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活を送る秋子(長澤さん)と、秋子の息子である周平(奥平さん)の姿を描く。身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平を一つの殺害事件へ向かわせる。周平が罪を犯してまで守りたかったものとは……というストーリー。