山田まりや、イベント「続けることが大事」 IBDへの認知を呼び掛け 「IBDを理解する日2014疾患啓発イベント」(3)

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 タレントの山田まりやさんが5月19日、東京都内で行われた「IBDを理解する日2014疾患啓発イベント」に、プロゴルファーの重永亜斗夢(しげなが・あとむ)さんとともに登場した。IBDは、大腸や小腸に原因不明の炎症を起こす完治の難しい炎症性腸疾患の総称で、11年前に自身もIBDに似た症状に悩んだという山田さんは、現在の病状について「元気な状態が続いています」と明かし、「(息子は)1歳と5カ月になる。公園に連れて行ったりして男の子のエネルギーを発散させています。『ママ大好き!』ってかまれたり、差し歯を折られたり、やんちゃですね」と、子育ての奮闘ぶりも語った。

 IBDは完治の難しい炎症性腸疾患である「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」の総称。原因不明のまま、慢性的に腸の炎症が起き、血便や下痢、腹痛、発熱、嘔吐(おうと)などの症状が出る。体質も関係し、10~20代などの若い年齢で病気にかかり、長期間続くとされる。この日のイベントでは、昨年認定された「IBDを理解する日」をPRするために、専門の医師がIBDについて説明するトークショーを行った。

 山田さんは、病気の子育てへの影響について「授乳のときや寝不足が続いたときには、疲れやすくなって(病状が悪化しないか)ドキドキした。でも食事に気をつけたりで、大きく体調が崩れることはなかった」といい、「子供に(自身に)近い症状が出たらどうしよう、と思ったけれど、お陰さまで食の太い子」と母の顔で話した。また「不安を持っている方もいらっしゃると思うけれど、妊娠できないわけではない」と自身の経験も交えてアピールした。

 一方、潰瘍性大腸炎を抱えながらもツアーに参戦し続けている重永さんは「ツアーでは外食なので栄養バランスが悪い。病気のことを話しても、『なんだそれ?』と言われて理解してもらえない。もっと分かってもらえれば」と理解されにくいという病気の苦労を語ったが、「もともと胃腸が悪かったので(病気が)正直ハンディと思っていない。家族の支えがあって今がある。子供の存在もデカいです」と笑顔で語った。また、「こういう病気になっても頑張っています。応援よろしくお願いします」とIBDへの認知を呼び掛けていた。

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