肺炎による多臓器不全のため5月12日に死去した蜷川幸雄さんがキャスティングとスタッフィングを手がけた“最後の作品”舞台「ビニールの城」の公開舞台げいこが8月6日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで行われ、人気グループ「V6」の森田剛さんや女優の宮沢りえさんらが登場した。舞台は同日から上演。
「ビニールの城」は、唐十郎さんが書き下ろした作品で、初演は1985年。今回は蜷川さん監修、金守珍さん演出で上演され、森田さんのほか、宮沢さん、荒川良々さん、江口のりこさんらが出演。腹話術師の朝顔(森田さん)は、8カ月前に別れた相棒の人形・夕顔を探し続け、浅草の神谷バーでデンキブランをひっかけていると、かつて朝顔と夕顔の暮らすアパートの隣室に住んでいたと話す女・モモ(宮沢さん)と出会う……というストーリー。
舞台は同所で29日まで上演される。