テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)で1月22日、新イベント「ユニバーサル・クールジャパン」のオープニングセレモニーが開催された。各アトラクションの代表4人とともに、同イベントのオフィシャル・サポーターを務めるロックバンド「L’Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)」のボーカルのHYDEさんが登場した。小雨が降る中、集まったファン1000人の大歓声を浴びながら会場に到着したHYDEさんは、袴(はかま)姿で「クールジャパン!」を表現したといい、レッドカーペットを歩きながら笑顔で手を振って声援に応えた。
「ユニバーサル・クールジャパン」は、日本が生み出したマンガ、アニメ、ゲームの世界観を再現するイベント。USJではこれまで「バイオハザード」や「モンスターハンター」のアトラクションを展開しているが、今回はさらに「進撃の巨人」と「新世紀エヴァンゲリオン」のアトラクションも加わった。HYDEさんは「熱い思いをすごく感じます」と笑顔で語り、「1個で十分じゃないかと思うんですけれど、4個もあるんですよ! これ以上お客さんが増えたら困るんじゃないかな」と冗談めかしつつ、「日本の自信のある部分はどんどん世界に知ってもらう機会があるべきだ」とアピールした。
セレモニーには、「進撃の巨人」アニメ版の和田丈嗣(わだ・じょうじ)プロデューサー、「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版の大月俊倫(おおつき・としみち)プロデューサー、「バイオハザード・ザ・エスケープ」の川田将央(かわた・まさちか)プロデューサー、「モンスターハンター」シリーズの辻本良三プロデューサーも出席した。
大月プロデューサーは「USJだけのオリジナルストーリー。エヴァンゲリオンともども、大好きなUSJと盛り上がりたい」とあいさつ。和田プロデューサーはリアルさを強調し、「リヴァイやミカサを見るのではなく、会える感覚を楽しんでほしい」とコメントした。川田プロデューサーは「恐怖だけではなく、新しく謎解きも楽しめる。時間もたっぷりと体感できるのが今回の大きな特徴。存分に恐怖を味わいながら謎を解いてほしい」と、力を込めた。辻本プロデューサーは「見どころはジンオウガ。よりリアルにお届けできると思う」と自信を見せていた。「ユニバーサル・クールジャパン」は5月10日まで開催予定。