女優の有村架純さんが主演する映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督、2018年9月21日公開)の特報映像が6月1日、公開された。映画は「本屋大賞2017」にノミネートされた川口俊和さんの小説「コーヒーが冷めないうちに」を実写映画化。同作は喫茶店を舞台にしたファンタジーで、有村さんは喫茶店「フニクリフニクラ」で働く心優しい店員、時田数(ときた・かず)を演じる。
「コーヒーが冷めないうちに」は、川口さんが主催する劇団で舞台化され、その後、演劇界で話題になり、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。2015年に小説化された。17年に刊行された続編「この嘘がばれないうちに」を含めたシリーズ累計発行部数は84万部を突破している。「店内のある席に座ると、望んだ通りの時間に戻れる」という奇妙な都市伝説がある喫茶店「フニクリフニクラ」を舞台に、そこに集う人々の巡り合いの奇跡を描く。映画では、四つのエピソードが描かれる。
有村さんのほか、波瑠さん、薬師丸ひろ子さん、松重豊さん、吉田羊さん、石田ゆり子さん、健太郎さんらが出演する。ドラマ「アンナチュラル」や「夜行観覧車」(13年)、「リバース」(17年)などの演出を手がけた塚原あゆ子さんがメガホンをとる。塚原さんは、今作が映画監督デビューとなる。