女優の広瀬すずさんが出演する大塚製薬の「ファイブミニ」の新CMが5月18日、公開された。出演した映画「海街diary」の是枝裕和監督との再タッグによる初CM。広瀬さんは“広瀬すず自身”を演じており、等身大の自身を表現するためにすっぴんで撮影に臨んでいる。CMは20日から全国で放送される。
広瀬さんが出演する新CM「恋よりセンイ。」編は、15秒、30秒、60秒の3バージョン。東京で仕事に奮闘する広瀬さんが夕方、自宅ですっぴんになり素の自分に戻ると、屋上に上って大きく息をつく……という自分と向き合う姿が映し出されている。
60秒バージョンでは、友人から地元の卒業式の様子を電話で聞きながら「楽しそう。なんか、会いたいな……みんなに」と本音をこぼす姿も。CM曲にはシンガー・ソングライターのCharaさんが書き下ろした「Sympathy」が使用されている。
広瀬さんは「役になりきるのではなく、“広瀬すず”として演じてもらいたいと監督から言われていました。それが今までにない感覚で、自分がそのままCMに出ているというのが、恥ずかしいというか、でもすごくおもしろい体験でした」と撮影を振り返り、是枝監督との久々のタッグについては「映画での是枝監督しか知らなかったけど、動きなどをどんどん追求していく姿が映画と変わらないなぁと思いました」と話した。
是枝監督は「あまりCMで見ない、すずの表情を撮りたいなという気持ちで作成しました。決して、ドキュメントではないですが、ちゃんと女優さんとして撮ろうという気持ちで撮っていました」と話し、「いい横顔が撮れたと思います」と手応えを語った。