人気デュオ「KinKi Kids」の堂本剛さんが9月18日、東京都内で行われた10月18日公開の主演映画「まる」(荻上直子監督)の完成報告イベントに出席。共演する綾野剛さんとの撮影現場での交流について語った。
名前の漢字が、共に「剛」である2人は、互いに「剛(つよし)さん」「綾ちゃん」と呼び合う仲だといい、堂本さんは「彼がずっと呼ばれてないだろう、これからも呼ばれないかもしれないといろいろ考えた結果、『綾ちゃん』って呼んでます」と告白。
綾野さんは、「綾ちゃん」という呼び名について、「割とご年配のスタッフさんに『綾ちゃん』って呼ばれることがあるくらいですかね。だから、すごくうれしかったですし、温かくなりますよね」と笑顔を見せた。
お互いのクランクアップにも駆け付けたといい、堂本さんは自身のクランクアップを振り返り、「きれいな夕日を見た後で、『撮影以上になります』という声の後に、『剛さーん』って遠くから声が聞こえてきて、そしたら綾ちゃんが走ってきたんですよ。感動的なシーンでしたね。このシーンを撮りたいぐらい、きれいな景色でした」と明かした。
綾野さんは花束を抱えて現れ、チョコレートケーキをプレゼントしたという。堂本さんが「おいしくいただきました。ありがとうございました」と感謝すると、綾野さんは「バレンタインデーだったので」と照れながら応じていた。
イベントには、小林聡美さん、吉岡里帆さん、森崎ウィンさん、荻上直子監督も登壇した。
映画は、人気美術家のアシスタントをしている沢田(堂本さん)。ある日、事故で腕にケガをして職を失った沢田が、部屋に帰ると床に一匹のアリが。そのアリに導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が“まる”に浸食され始め……という奇想天外な物語。堂本さんにとって、1997年公開の映画「金田一少年の事件簿 上海人魚伝説」以来、27年ぶりの映画単独主演作となる。