井上想良、地元大分市で撮影　駒井蓮とW主演「青めぐる青」特報　閉塞した現在とかつての高校時代が交錯…

　　俳優の井上想良さんと女優の駒井蓮さんがダブル主演を務める短編映画「青めぐる青」が4月25日からYoutubeで配信されることになり、本作の特報が22日に公開された。

　　是枝裕和監督の下で映像制作を学び、昨年、福田麻由子さん主演の「グッドバイ」が劇場公開された新鋭・宮崎彩さんが監督を務め、井上さんと駒井さんを主演に迎えた本作は、コロナ禍の「いま」と「あの頃」が交錯して描かれる青春物語。大分市ロケーションオフィスが企画、製作した。同市出身の井上さんが主人公の健人、駒井さんが同級生の皐月を演じる。

　　コロナ禍、一地方都市。後藤健人（井上さん）は、息苦しさや埋まらない孤独を感じていた。そんな中、高校の同級生・江藤（楽駆さん）との再会で過去に思いをはせる。陸上部のエースとしてどこまでも走れていた高校時代、どこか諦めた表情の同級生・藤田皐月（駒井さん）を、確かに追いかけていたのだった……というストーリー。

　　井上さんは「なじみのある場所での撮影はとても不思議な感覚で、学生の頃を思い出しながら撮影に臨みました。変わったこと変わっていないことをすごく感じながら時間を過ごせた気がします」と振り返り、駒井さんは「初めてのお母さん役という新たな挑戦もありました。高校生の曖昧なやり取り、大人の曖昧なやり取りがすっと胸になじんでくるような作品だと思っています」とコメントしている。