東出昌大、「ごちそうさん」の“妹”高畑充希との思い出語る 「日本映画批評家大賞」助演男優賞で 「第26回日本映画批評家大賞」授賞式

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  俳優の東出昌大さんが「第26回日本映画批評家大賞」の助演男優賞を受賞し、5月16日に東京都内で開かれた授賞式に出席した。東出さんは「今日はほかのところではしない話をしたいと思います」と切り出し、2013年に放送されたNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」で兄妹役を演じた高畑充希さんとの思い出について語った。

  東出さんは「『ごちそうさん』の放送が始まる前に、大阪の淀川へ自転車でこぎ出して、たこ焼きだったり、コンビニのおにぎりを買って、川辺で釣り糸たらしながら、くだらない話をして……」と振り返った。そして「彼女(高畑さん)がすばらしい女優さんということは前から知っていた。今日も会場で会うとあのころに戻れる」と話した。

  そして「栄誉ある賞をもらうと、私が何者かになってしまったような“危機感”を抱くのですが、あのころは何者でもなかったし、今も何者でもないと思う。謙虚な気持ちで、日々を感謝する気持ちをもって、おごりをもたずに進めたらと思います」と今後の決意を語った。

  また東出さんは「映画の現場は大好きですが、クランクイン前日はいつも胃が痛くて、なかなか晴れやかな気持ちで現場に入ることはできないのですが……」と意外な悩みを告白。「良いのか悪いのか分からないのですが、これからも全力で銀幕に存在したいと思います」と締めくくった。

  「日本映画批評家大賞」は、故・水野晴郎さんを発起人として1991年にスタートした映画評論家が選ぶ映画賞。実写部門のダイヤモンド大賞は樹木希林さん。「湯を沸かすほどの熱い愛」は、作品賞、中野量太監督が監督賞、宮沢りえさんが主演女優賞、杉咲花さんが助演女優賞と“4冠”に輝いた。東出さんは「聖の青春」で助演男優賞を受賞した。

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