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タレントの黒柳徹子さんとマツコ・デラックスさんがこのほど、トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、毎週月~金曜正午放送)の放送開始40周年記念特番「徹子の部屋 祝40周年 最強夢トークスペシャル」の収録現場で会見した。黒柳さんは「少なくとも50年までやりたいってみんなが言っているので、あと10年、これからが正念場だなって」と早くも50周年に向け意気込んでみせると、「急に立ってどっか行こうとするのもやめてね、気をつけて生きていこうと思います」と今後は奔放な行動を慎むと誓った。
黒柳さんは「ゲストの方がお一人も当日にいらっしゃらなかったというのがないんですよ。40年、1万回もやっていて。本当にラッキーだったと思うし、皆さんその日まで気をつけて生きてきてくださったのかなって」としみじみと語ると、マツコさんは同局の音楽番組「ミュージックステーション」での“ドタキャン”騒動を引き合いに「t.A.T.u.(タトゥー)を呼ばなかったのがでかいと思う」と茶々を入れた。
またテレビタレント第1号としての長年活躍してきた黒柳さんは「絵本を上手に読んであげるお母さんになろうと思ってNHKの試験を受けて入っただけなのに……」と感慨深げに振り返ると、マツコさんは「物心ついた時から『この人、ただ者じゃない』って分かっていた。徹子さんにとっては絵本を上手に読めるお母さんになるほうが困難だったのよ」と冗談まじりに功績を讃えた。
番組の収録には、プロ野球・福岡ソフトバンク会長の王貞治さん、昨年現役を引退した元女子サッカー日本代表の澤穂希さん、女子レスリングの吉田沙保里選手が参加。マツコさんは王さんについて「すてきだった。“世界の王貞治”にそういう言い方するのはどうかと思うけど、いい男で、びっくりした」と驚きの表情を浮かべ、新婚の澤さんについては「ちょっときれいになっていたわよ。女ってそうなのよ」ともコメント。
さらに吉田選手について黒柳さんとマツコさんは「かわいかった」と口をそろえ、マツコさんは「(男性に)貢いでいるって聞いたから、澤さんに注意してもらわないと。誰かいい人いないのかしら、ちゃんとした人。沙保里も女としての幸せを求めているのよ。でも女性アスリートって難しいのよね」と心配そうに話していた。
「徹子の部屋」は、1976年2月2日に放送を開始した長寿トーク番組。毎回、国内外からさまざまなジャンルの人々をゲストに迎えており、初回は故・森繁久彌さん、1000回目は国文学者の故・物集高量(もずめ・たかかず)さんと久米宏さん、5000回は高橋英樹さん、1万回は近藤真彦さんと少年隊の東山紀之さんが出演するなど出演ゲストは延べ1万人を超えている。放送8961回を迎えた2011年4月27日には、同一司会者による最多放送記録としてギネス世界記録に認定されている。
「徹子の部屋 祝40周年 最強夢トークスペシャル」は2月11日午後7時から放送。