WOWOWが毎年実施している「WOWOWシナリオ大賞」の第9回受賞作をドラマ化する「ドラマW 稲垣家の喪主」が3月に放送されることが決定し、主演はWOWOWドラマ史上最年少となる子役の金成祐里くん(7)が務めることが1月17日、明らかになった。金成さんは極度のあがり症の小学2年・稲垣宙太役で、宙太の伯母で独身の元キャリアウーマン役を広末涼子さん、宙太の叔父で売れないマンガ家役を森山未來さんが演じる。
オーディションで主役に抜てきされた金成くんは「うれしくて、撮影をするのが待ち遠しかったです!」と喜びのコメント。マンガを描く森山さんや声を荒げる広末さんの姿などが映された特報映像も公開された。
「ドラマW 稲垣家の喪主」は、「第9回WOWOWシナリオ大賞」で424編から選ばれた小山ゴロさんの脚本をドラマ化したホームコメディー。あがり症に悩む宙太はある日、葬儀の喪主あいさつで父親が緊張のあまりしどろもどろになる姿を目撃し、自分のあがり症が遺伝だと思い込む。宙太は将来自分がしなければない“喪主あいさつ”を回避するため、元キャリアウーマンの伯母の杏子(広末さん)と売れないマンガ家の叔父の脩二(森山さん)を結婚させようと奔走する……というストーリー。「ヒロイン失格」などの英勉監督がメガホンを取る。
広末さんは「台本が固まってくるにつれて、(私が演じる)杏子がゴーイングマイウェイな感じがとても強くなったので、家族の関係性もクリアに見えてきて、面白いなと思いました」と手応えをコメント。森山さんは「本作のようなファミリードラマは最近見ないような気がします。すごく温かい家族の風景の中で、いろんな濃いキャラクターを持つ人たちが右往左往して、若干バタつきつつも、最終的に家族に落ち着いていく温かいドラマになっています」と作品の魅力を語っている。
「ドラマW 稲垣家の喪主」はWOWOWプライムで3月18日午後10時から放送。