俳優の塚本高史さんが8月25日、丸の内TOEI(東京都中央区)で行われた特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズ最新作「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)のトークショーに出席した。初の特撮出演となる塚本さんは「10年前から出たいと思っていたんです。息子が当時見ていたので、東映さんに『出させてもらえないですかね?』とお願いしたのですが、聞き入れてもらえることなく……(笑い)。もう息子も大きくなっちゃたよ!」と明かし、会場の笑いを誘った。
塚本さんが演じるのは、主人公の仮面ライダーガヴ/ショウマ(知念英和さん)の敵組織となる「ストマック家」の長男ランゴ・ストマック。塚本さんは「ちゃんと悪くて、強い」と紹介し、「ショウマと真逆な人間であることを心掛けながらやらせてもらっています」と話した。
また特撮ならでは撮影に驚いたことも明かし「ライブ合成という技術なのですが、クロマキーを用いての合成シーンの際、モニターで(リアルタイムで)確認できながら撮影できるんです。(役者人生で)ライブ合成は初めてで、どんな短いシーンもすごく時間が掛かっています。不思議な感覚です」と述べていた。
トークショーには主演の知念さんをはじめ、日野友輔さん、宮部のぞみさん、滝澤諒さん、千歳まちさん、杉原輝昭監督も出席した。
「仮面ライダーガヴ」は、「仮面ライダーゼロワン」(2019~20年)から続く令和ライダーシリーズ第6作。「お菓子」がモチーフで、異世界からやってきたお菓子大好きの青年ショウマが、お菓子からパワーを得て、幸せな人間をさらおうとする敵・グラニュートと戦う。9月1日スタート。