シン・エヴァ“最後”の舞台あいさつ 庵野総監督、緒方恵美、三石琴乃らがテレビ版最終話“壮絶”秘話明かす

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  人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の“フィナーレ”となる舞台あいさつが7月11日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、庵野総監督や碇シンジ役の緒方恵美さんらが登場した。同作は、3月8日に公開され、7月21日に“終映”し、この日は“最後”の舞台あいさつとなった。庵野総監督は「最後にお礼を申し上げたく、ここに来ました。ありがとうございます。いろいろ言おうと思ったけど、これしか出てきません」と深く頭を下げた。

  「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編となった。庵野総監督は「1992年から企画をやっている。自分の人生の半分、ほかのこともやっていましたが、終わったというのが感無量です」と明かした。

  「シン・エヴァンゲリオン劇場版」について「今、アニメーションでやれることは大体やったかな? ありがたいです。最初は2時間を切りたかった。あれを削ったりと頑張ってみたけど、2時間以内にはまとまらない。と思ったら2時間半になった。『シン・エヴァンゲリオン』は、足すシーンやカットするシーンがないですね。ほかの時は、足しておけばよかった……と思うけど、今はないです。また出てくるかもしれませんけど」と語った。

  舞台あいさつには、葛城ミサト役の三石琴乃さん、赤木リツコ役の山口由里子さん、碇ゲンドウ役の立木文彦さんも登壇した。

  「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は公開から125日間で、興行収入が98億8000万円を突破。観客動員数が約647万人を記録するなど大ヒットしている。

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