俳優の上白石萌歌さんが、ドラマ「パリピ孔明」(フジテレビ系、水曜午後10時)で演じているEIKO(月見英子)として11月12日、タワーレコード渋谷店(東京都渋谷区)でアルバム「Dreamer」のリリース記念イベントを開催した。上白石さんは、リアルイベントでタイトル曲「DREAMER」を初めて生歌唱。伸びやかに歌い切った上白石さんには観客から大きな拍手が送られた。
歌い終えた上白石さんは「こんばんは。EIKOです。皆さん初めまして」と役になり切ってあいさつするも、「本当は上白石萌歌といいます」と照れ笑い。生歌唱した感想を、「すごく新鮮な気持ち。EIKOとしての役の曲だし、この曲はドラマの中でもたくさん歌っていますけど、こうやって皆さんの前で歌うのは初めてで、『パリピ孔明』の世界と現実との境界線が曖昧になっている。とっても不思議な気持ちです」と語った。
その後、上白石さんの呼び込みで、諸葛孔明役の向井理さんが登場。会場から“孔明コール”が起こると、向井さんは「孔明って言われても『どうも』って言いづらい」と喜びつつも苦笑いしていた。
孔明の衣装ではなく洋服姿の向井さんに、上白石さんは「孔明、どこ行っちゃったのかな。何かカッコつけてますよね(笑い)」とユーモアを交えてツッコむと、向井さんは「違う違う違う(笑い)。(今日は洋服でという)仕事だから」と軽妙な切り返しで周囲を笑わせた。
上白石さんが「常に(向井さんは)孔明の格好なので正直(洋服姿の)向井理さんに見慣れない」と口にすると、向井さんは「まあね。3カ月あの衣装だったから。たまにうさぎ(の着ぐるみ)に入っていたりするけど」と納得していた。
向井さんは「ドラマの反響はすごくあって。孔明の衣装以外だと『今日普通ですね』と言われる」と明かすと、上白石さんが「私も思います」とうなずいた。向井さんは「あの格好で朝、いってきますとはならないから(笑い)」と返し、再び会場は笑いに包まれた。
ドラマは「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の人気同名マンガ(四葉夕トさん原作、小川亮さん作画)が原作。現代の東京・渋谷に転生した三国志の英雄で天才軍師・孔明(向井さん)が、英子(上白石さん)の歌に心を打たれ、軍師(マネジャー)となってサポートを務めるストーリー。