ジェニファー・ローレンスの緊迫シーンも　映画「レッド・スパロー」特別映像

　　米アカデミー賞女優ジェニファー・ローレンスさん主演の映画「レッド・スパロー」（フランシス・ローレンス監督）の特別映像が3月30日、公開された。映像には、ジェニファーさんやローレンス監督のほか、元CIA工作員の原作者、ジェイソン・マシューズさんが同作について語る様子が収められている。

　　「レッド・スパロー」はマシューズさんによる小説が原作。ボリショイ・バレエ団のトップダンサーとして活躍していたドミニカ・エゴロワ（ジェニファーさん）は、公演中の大けがによってバレリーナの道を断たれる。病気の母の治療費を工面するため、ロシア情報庁の幹部である叔父ワーニャ（マティアス・スーナールツさん）の指示でスパイ養成所に送られたドミニカは、標的を誘惑し、心理操作するテクニックを学び、やがて、ロシア情報庁の上層部に潜む米国スパイを探り出す任務を命じられる……というストーリー。

　　映像では、ジェニファーさんが「『レッド・スパロー』は無理矢理スパイにされた女性の物語よ」と同作について説明しているほか、ローレンス監督が「スパイ映画でありながらとても私的で感情に訴える物語だ」と語っている。また、33年間にわたりCIAのスパイとして活動した原作者のマシューズさんは「描かれている工作活動は全て本物だ。密会の場所や隠れ家や金銭的性的脅迫もね」と明かしている。