長澤まさみ「昔より自由に」女優としての変化も 毎日映コン女優主演賞受賞

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  「第72回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の表彰式が2月15日、「ミューザ川崎シンフォニーホール」(川崎市幸区)で開催され、「散歩する侵略者」(黒沢清監督)で女優主演賞を受賞した長澤まさみさんが出席。「大変光栄に思います。ありがとうございます」と喜びながらも、「この賞をいただいたことによって、まだまだ頑張れるという糧にして、これからも日々精進したいと思います」と語っていた。

  長澤さんは、映画「海街diary」(是枝裕和監督)で2015年の「第70回毎日映画コンクール」の女優助演賞を受賞しており、「昔よりは自由に演じることが(できるようになった)。向き合えるようになったのかなと思う。年々自分の中にあるものと似た役を演じることが多くなってきて。先ほど、『なごり雪』でお仕事をさせていただいた大林宣彦監督と久しぶりにこの場でお会いして『演じるというのは、自分自身どういう人柄か芝居に出るものだ』と言われました。少しずつ出てきているのかと思う半面、まだまだだと実感しました」と語った。

  また、スポニチグランプリ新人賞には「散歩する侵略者」で高杉真宙さんが受賞。長澤さんと高杉さんは、長澤さんの主演連続ドラマ「高校入試」(フジテレビ系)でも共演しており、「(高杉さんは)真面目な方。以前、私が先生で、彼が生徒の役で共演したことがあって、頑張っている姿を見ると、うれしい気持ちになります」とうれしそうだった。

  「毎日映画コンクール」は、日本で最も長い歴史を持つ映画コンクールの一つ。今回は「転校生」や「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督の「花筐/HANAGATAMI」が「日本映画大賞」、俳優の菅田将暉さんと韓国の俳優ヤン・イクチュンさんがプロボクサーに扮(ふん)した岸善幸監督の「あゝ、荒野」が「日本映画優秀賞」に選ばれ、「監督賞」は「バンコクナイツ」の富田克也監督、「脚本賞」は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が受賞した。

  表彰式には、「あゝ、荒野」で「男優主演賞」を受賞した菅田さん、「三度目の殺人」で男優助演賞を受賞した役所広司さん、「幼な子われらに生まれ」で女優助演賞を受賞した田中麗奈さんらも出席した。

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