「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞した映画「万引き家族」の大ヒット御礼舞台あいさつが6月14日、東京都内で行われ、リリー・フランキーさん、高良健吾さん、山田裕貴さん、城桧吏さん、佐々木みゆちゃん、是枝裕和監督が出席した。
この日は17日の「父の日」のプレゼントとして、フランキーさんの子供を演じた城さんとみゆちゃんから、フランキーさんへ、手紙と家族の似顔絵が贈られた。「リリーさんのようなおしゃれで優しくて面白くて演技の上手な俳優さんになることが僕の夢です。リリーお父さん大好きです」と伝えられると、「ジーンとしましたね」と笑顔。みゆちゃんの絵はフランキーさんからもらったペンで描いたといい「この(『万引き家族』という)漢字はみゆが書きました。まだ漢字習っていません!」と発表して、フランキーさんに「すごく上手!」と褒められていた。
「万引き家族」は、犯罪でしかつながれなかった家族を通して、人と人との絆を描くヒューマンドラマ。息子の祥太(城さん)と共に万引きに精を出す治(フランキーさん)は、凍えている幼い女の子・じゅり(みゆちゃん)を目にして思わず家に連れて帰る。妻の信代(安藤サクラさん)は体中傷だらけのじゅりの境遇を察し、面倒を見ることに。一家は祖母の初枝(樹木希林さん)の年金を頼りに、アルバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優さん)らと幸せに暮らしていたが、ある事件をきっかけに、家族の隠された秘密が明らかになっていく……というストーリー。