ラッパーで歌手のDAOKOさんと、ギタリストのMIYAVIさんがコラボした楽曲「千客万来」が、俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)の主題歌に決定したことが5月16日、分かった。楽曲は7月3日にデジタル配信リリースされる。主題歌入りの予告編映像も公開された。
映画は、平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」(ポプラ文庫)が原作。窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、斎藤工さん、佐藤江梨子さん、金子ノブアキさん、小栗旬さん、土屋アンナさん、真矢ミキさん、奥田瑛二さんら豪華俳優陣が、全員“殺し屋”役で出演することも話題になっている。
DAOKOさん、MIYAVIさん、蜷川監督のコメントは以下の通り。
◇DAOKOさん
私は今回、映画のボンベロ(藤原さん)とカナコ(玉城ティナさん)の“VS感”というものを、楽曲の中でも“VS感”を求められている気がして、MIYAVIさんと、どうやって“VS感”を出したらいいのかなと思ったときに、ラップのフロウであったり、いつもより女の子の芯の通った強さを声で表現したり、ヒロインのカナコの気持ちに寄り添った歌詞を書くことで、自分のフルパワーを使って制作に挑ませていただきました。
◇MIYAVIさん
蜷川実花ワールド、映画の世界観にどうやってこの曲が寄り添いつつ、その中でバチバチにやれるのかという、ボンベロとカナコの関係性のように、僕自身も突き放しながらも包み込むようなアプローチを意識して制作しました。ロサンゼルスと東京で時差があり、やり取りが大変でしたが、DAOKOさんも歌詞に思いを込めて制作してくれました。映画と共に、この楽曲が全世界で鳴り響くことを楽しみにしています。
◇蜷川監督
まずは夢がかなったというのが一番の感想で、とにかくうれしいです。もともと私はお二人それぞれのファンで、「Diner ダイナー」の撮影現場に向かう車の中でもお二人の曲を聴いていました。いつか何かでご一緒できないかなと思っていたんですが、ある日「お二人に映画の主題歌をお願いできたら、なんて素晴らしいだろう!」と思いついたんです。一度そう思ったら、お二人以外には考えられなくて、すぐにお願いしました。実現することができて、本当に幸せです。