女優の杉咲花さんが「第26回日本映画批評家大賞」の助演女優賞を受賞し、5月16日に東京都内で開かれた授賞式に出席した。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で共演した宮沢りえさんについて「(役だけでなく)本当のお母ちゃんとして存在して……。(宮沢さんが)カメラに映ってないときもすごい熱量で受け止めてくださって。それに救っていただいた」と明かしていた。
杉咲さんは、自身の演技について「反省点はいくつもあったのですが、あのときに自分のできる精いっぱいを出し切れました。全ての方のおかげ」と感謝の言葉を述べた。また中野量太監督について「宮沢さんと(役だけでなく)本当に親子のような関係になってほしいと言われて、現場に入るまで毎日連絡を取り合ったりとか、今までにしたことのないようなアプローチの仕方で役に近づける環境を作ってくださった」と話した。
「日本映画批評家大賞」は、故・水野晴郎さんを発起人として1991年にスタートした映画評論家が選ぶ映画賞。実写部門のダイヤモンド大賞は樹木希林さん。「湯を沸かすほどの熱い愛」は、杉咲さんの助演女優賞に加え、作品賞、中野監督の監督賞、宮沢さんの主演女優賞と“4冠”に輝いた。