8月いっぱいでアイドルグループ「SKE48」から卒業した松井玲奈さんとタレントの武井壮さんがこのほど、東京都内で行われたディズニー映画「トゥモローランド」(ブラッド・バード監督)のイベントに出演し、イベント終了後に取材に応じた。映画を鑑賞し「『僕も未来を作るぞ』ってすぐ外に走りに行った」と明かす武井さんと、「子供の頃に思い描いた未来がこの中にある」と目を輝かせながら話す松井さんに、作品への思いを聞くとともに、物語にちなみ、それぞれの未来予測をしてもらった。
映画は、ディズニーランドの創設者ウォルト・ディズニーが残した最大の謎で最高のプロジェクト「トゥモローランド」を巡って繰り広げられるミステリーアドベンチャー。人類に危険が迫っていることを知る唯一の男フランク(ジョージ・クルーニーさん)は、冒険心あふれる少女ケイシー(ブリット・ロバートソンさん)と出会い、未来を切り開くため、この世のどこかにあるという、すべてが可能になる理想郷「トゥモローランド」への冒険の旅に出る……というストーリー。
松井さんは映画について「とにかくワクワクが詰まった映画で、“あっ!”と驚くような演出が詰まっている」と笑顔で話す。さらに松井さんは「特にお子さんに見ていただきたい」と続けると「映画に出てくる世界は、子供の頃に思い描いたような未来。人や電車が空を飛ぶとか、自分も一度は考えたことがあるし、今の子供たちがこの映画を見て『こういう世界を作ってみたい、実現したい』と思ってくれたらうれしいです。そういう考えが本当に新しい世界を作っていくと思うんです」と思いをはせた。
武井さんも「『こんな乗り物に乗りたかった』とか、僕らが子供の頃に思い描いた未来が山ほど出てきて、驚きの連続だった」と感想を語ると、「そんな未来は望めば全部かなう、未来は自分で切り開けるというメッセージも込められているので、踏み出せない一歩を後ろから押してくれるような映画だと思いますね」と内容に深く共感する。
そんな武井さんに自身の未来を予測してもらうと「今年、世界マスターズ陸上で金メダルを取りましたが、陸上はもともと僕の得意分野。だからこれからは、自分の得意としない新しい分野に進んでいって、必ず夢を実現したい」と熱く語った。一方、松井さんは「九州の鉄道にすごく乗りたい!」と、鉄道好きならではの近未来の夢を明かし、「ぱっと頭に思い浮かんだのがこれだったんですけど……。仕事でいろいろと各地に行かせてもらってはいるんですけど、福岡より南に行ったことがないので。でも頑張ればすぐに自分でも実現できますよね」と笑顔で語った。
最後にアイドル好きの武井さんに、アイドル界の“ネクストブレーク”を予測をしてもらうと「アイドルを目指して、みんなに夢を届けたいと思っている人、全員にそのチャンスはある」ときっぱり。さらに「僕がアイドルを好きなのは、ただ単に可愛い女の子だからというわけじゃなく、彼女たちがすごく研究熱心で努力家で、同じ山を登っている仲間のように感じているから。だから彼女たちのパフォーマンスを見るとつい感動しちゃうし、涙が止まらなくなる。松井さんは卒業されましたけど、これからも未来を切り開いていってほしいですし、みんなが松井さんのようなスーパーアイドルになれる可能性はあると思います」と語った。