俳優の窪田正孝さん主演で石田スイさんの人気マンガを実写化した映画「東京喰種 トーキョーグール」(萩原健太郎監督、7月29日公開)の特別予告映像で、ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さんのソロプロジェクト「illion」による主題歌「BANKA」の音源が初めて公開された。「BANKA」は、野田さんが本作に触発され書き下ろした新曲で、ピアノの美しい旋律と打ち込みのリズムトラックに乗せ、主人公の心情に寄り添った歌詞を野田さんが切々と歌い上げる、もの悲しいスローナンバーとなっている。
特別予告編は3分間の映像で、今までベールに包まれていた「喰種(グール)」と、それに対抗する「人間」の姿が映し出される。「本物の喰種(グール)、初めて見た?」という神代利世(リゼ、蒼井優さん)のセリフとともに、主人公の金木研(カネキ、窪田さん)が「赫子(かぐね)」と呼ばれる高い殺傷力を持つ捕食器官に襲われる姿や、“移植”によって半喰種と化したカネキ、ヒロインの霧嶋董香(トーカ、清水富美加さん)が自らの赫子によって人間に戦いを挑む姿に加え、「クインケ」と呼ばれる喰種対策用の武器を振りかざす亜門(鈴木伸之さん)、真戸(大泉洋さん)の姿も登場する。
「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種をテーマにした人気マンガ。2011~14年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年からは新章「東京喰種トーキョーグール:re」が同誌で連載されている。14年と15年にテレビアニメも放送された。
映画版は、喰種が人間と同じように暮らしている東京が舞台。さえない大学生の金木研は事故で移植を受け、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生のトーカと出会うが、あんていくは喰種が集まる店だった。やがて、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの厳しい戦いが始まり……というストーリー。