女優の永野芽郁さんが5月10日、東京都内で開催された、脚本家の橋田壽賀子さんが理事を務める「橋田文化財団」主催の第27回橋田賞の授賞式に出席。永野さんはNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で、ヒロインの鈴愛(すずめ)を演じ、橋田賞新人賞を受賞。橋田賞を受賞した菅田将暉さんが橋田さんに顔を覚えられていなかったことから、永野さんも「おそらくですけど橋田先生は私のこと知らないですよね……」とおそるおそる訪ねたが、橋田さんが覚えてくれていることを聞き「やりました! 菅田さん!」とガッツポーズで喜んだ。
永野さんは、NHKの連続テレビ小説「「半分、青い。」で、ハンディキャップを背負いながら、失敗を恐れないバイタリティーで挫折と回り道を重ねながら懸命に生きるヒロインの、40年の人生を類いまれなる表現力で演じたことが評価された。
永野さんは「自分が生きたことのない時代から演じさせていただいて、悩むこともたくさんありました」と明かし、「この賞をいただけて、前を向いて、一生懸命お芝居に向き合って、人の人生を生きていく素晴らしさを、教えていただきました」と、笑顔で喜んでいた。
山田洋次監督、松坂慶子さん、内藤剛志さん、大泉洋さん、宮崎あおいさん、岡田将生さん、菅田将暉さん、TBSの安住紳一郎アナウンサーが橋田賞を受賞。橋田賞大賞は該当なし。橋田賞は、放送文化に大きく貢献した番組や人物に贈られる1993年に創設された賞。受賞者には置き時計と100万円が贈呈される。