1958~59年に日本テレビ系で放送された特撮ドラマ「遊星王子」をリメークする映画「遊星王子2021」(河崎実監督、8月27日)の予告編が6月24日、公開された。遊星王子が街に現れ、「あからさまに怪しいんじゃないの?」と言われるシーンや、敵と戦う姿が描かれた。終盤では「あやうし! 遊星王子」というコピーと、「王子、起きて! 王子!」という女性の声と共に遊星王子が倒れるシーンが収められている。
予告編では、同作を「笑いと涙、夢がたくさん詰まったレトロロマン特撮映画誕生」と紹介。「宇宙の悪魔 タルタン人とは?」「超科学!! スーパーロボットとの死闘」「謎多きまぼろし大使の暗躍?」と次々と意味深なコピーが登場し、遊星王子が銀色のロボットの攻撃を受ける様子も描かれた。主題歌「遊星王子のうた2021」もお披露目された。
「遊星王子」は、テレビ番組としては、日本初の宇宙人ヒーローものとして人気を集めた特撮ドラマ。宇宙から地球へやってきた遊星王子の活躍を描いた。特撮ドラマ「仮面ライダー」「仮面の忍者赤影」などの伊上勝さんが脚本を手掛けた。1959年には、東映製作の劇場版も公開された。
「遊星王子2021」は、「遊星王子」を新作映画としてリブートし、現代に伝説のヒーローがよみがえる。「いかレスラー」「ヅラ刑事」「日本以外全部沈没」などの“B級映画”で知られる河崎さんが監督を務める。マンガ「サイレントメビウス」などで知られる麻宮騎亜さんが遊星王子のコスチュームデザインを担当する。俳優の日向野祥さんが主人公・遊星王子と人気アイドルの舟木康介、織田奈那さんがヒロイン・大村君子とクローディア姫をそれぞれ一人二役で演じる。