森川葵&城田優、「文学処女」には恋愛テクがてんこ盛り!「壁ドン」「腕グイ」「朝チュン」 <インタビュー前編>

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  女優の森川葵さんと俳優の城田優さんがダブル主演している連続ドラマ「文学処女」(MBS・TBS)。出版社の文芸編集部に勤める26歳で“恋を知らない女”月白鹿子(森川さん)の純粋ながらも大人の女性の妄想と現実が入り交じった描写、人気小説家で“恋ができない男”、加賀屋朔(城田さん)の大人の男性ならではの色気たっぷりの姿が描かれている。第1話では、「壁ドン」「腕グイ」「朝チュン」などの“恋愛テク”やキーワードがふんだんに盛り込まれていた。主演の2人に、同作の魅力や注目ポイントを聞いた。

  ◇森川葵より「胸キュン」ワードに詳しい? 城田優が少女マンガの恋愛テクを解説

  「文学処女」は、マンガアプリ「LINEマンガ」で中野まや花さんが連載中のマンガが原作。超売れっ子ミステリー作家とその担当といういびつな関係から生まれる遅咲きの恋を描いている。少女マンガ原作の作品には出演したことがあるが、「恋愛ものを演じるのが初めて」という城田さんは、少女マンガについて「リアリティーよりも割とファンタジックなものが多い」というイメージを持っているそうだ。「ブームになった『壁ドン』とか、『バックハグ』とか、あまり現実ではやらないような描写がたくさん描かれているので、演じるという意味では非常に難易度が高い。俳優としては一番難しいジャンルなのかな」と分析する。

  「難しい」と言いつつ、女性が“胸キュン”するような男性像は「そもそも全部やったことがある」という城田さん。「今作でも、初めのシーンは『朝チュン』(鳥の鳴き声でベッドの上で朝を迎える描写)なんです……」と第1話の冒頭シーンを解説すると、一緒に演じた森川さんは「何ですか? 鳥がチュンチュンしてるってこと?」とその言葉を知らない様子。

  城田さんは今作で「とにかく、ありとあらゆるラブシーンを演じている」といい、演技のお手本は「いないですが、あえて挙げるとすれば、マンガの中のあの人(加賀屋朔)ですね。絵の中に描かれている彼の表情や言葉に目を向けて、想像しながらキャラクターを作りました」と明かす。

  今作では第1話だけでも「朝チュン」「壁ドン」、急に後ろから手をつかまれる「腕グイ」など少女マンガならではの“恋愛テク”描写があり、2人共、第2話以降も「いっぱい出てくる!」と口をそろえる。2人は鹿子と加賀屋について、「なんてことしてるんだよ~」「何人も女をはべらせて、とんでもない男ですよ」と言い合い、しきりに照れていた。

  ◇3年ぶり共演 注目ポイントは森川葵の「せんせい」の言い方

  2人は、2015年放送の連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)で教え子と教師という役柄で共演。「前回は学園もので、『先生と生徒』という立場でお芝居していたので、今回、お互い社会人同士で大人の恋愛をすると聞いて、『城田さんと恋愛をするような年齢になったんだ』と思いました」と森川さんはうれしそうに語る。城田さんも「当時30歳の先生役だった。それがぐっと(大人になって)社会人同士で、恋愛関係を演じるのは面白いご縁だな」とうなずく。

  森川さんは、城田さんが演じる加賀屋について「表に向けている姿は、加賀屋朔はむちゃくちゃクールで無口。城田さんはすごくハッピーな気持ちでみんなを楽しませるタイプだけれど、心の中で何考えているか分からないな、という内面が似ているような気がしました」と分析。城田さんは、森川さんの演じる恋愛未経験の鹿子について「恋愛経験のない鹿子(を演じる森川さん)は、20代に入ってこれまで恋愛されてきたとは思うんですけれど、(第1話で)『私、分かんない、処女、分かんない!』と言ってるところは説得力がある」と純粋さを表現した演技を絶賛した。

  城田さんは、さらに「今回、葵が僕を呼ぶときの『せんせい』の『い』を強調するんですよ。その言い方がすごくいとおしい」とにっこり。「序盤で(森川さんのその癖に)気づいて、ときどき普通に(『先生』と)言うときは訂正しちゃう。別に間違っていないんですが、あの『い』が好きすぎる。そこは見てほしいですね。すごく可愛いです!」と意外な見どころを明かした。森川さんも「別に前の(生徒役の)時は(『い』を強調して)言ってない。鹿子という役がそうさせてたんです。(役が)降りてきました!」と笑顔を見せていた。

  ドラマは、MBSで毎週日曜深夜0時50分、TBSで毎週火曜深夜1時28分に放送。

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