俳優の西島秀俊さんが主演する映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督、夏公開)の予告編第2弾が5月21日、公開された。
映画は、村上春樹さんの短編小説集「女のいない男たち」(文春文庫)収録の同名小説が原作。舞台俳優で演出家の家福悠介(西島さん)は、脚本家の妻・音(霧島れいかさん)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会ったのは、寡黙なドライバー・渡利みさき(三浦透子さん)だった。みさきは悠介の愛車を運転してくれることになったのだが、家福はみさきと過ごす中で、それまで目を背けていたことに気づかされていく……というストーリー。
今回公開された予告は、亡き妻が残した秘密をめぐるミステリアスな雰囲気が漂う映像に。幸せな夫婦生活を送るように見える家福とその妻・音の姿から一転、「今晩帰ったら少し話せる?」と何かを打ち明けようと決意した言葉だけを残し、音は突然この世を去ってしまう。さらに、喪失を抱える家福の専属ドライバーとなるみさきとの出会いや、音の秘密の鍵を握っているかのような俳優の高槻(岡田将生さん)の姿が映し出される。