英俳優のエディ・レッドメインさんが来日し、3月9日に東京都内で行われた映画「リリーのすべて」(トム・フーパー監督)の舞台あいさつにフーパー監督と出席。今回の来日では、プライベートで妻のハンナ・バグショーさんと観光したことを明かしたレッドメインさん。「ロスから到着した翌日、時差ボケで朝早く起きてしまったので、5時くらいに築地市場に行ったら、その時間帯は『観光客は入れない』と言われてしまって。そのまま、明治神宮に行ったら、霧が立ち込めていて本当に美しかった。それから渋谷に行ったんですが、世界でもっとも人通りが激しいといわれていたのに、朝早すぎて誰もそこにはいませんでした」と笑いを交えながら語った。
レッドメインさんは2013年に映画「レ・ミゼラブル」のブルーレイディスク(BD)とDVDのPRで訪れて以来、2度目の来日だが、日本のファンの前に登場するのは今回が初めて。レッドカーペットの招待客100人には20倍の応募があり、舞台あいさつが行われた座席数約850の会場のチケットはわずか7分で完売するという人気ぶりだった。
「リリーのすべて」は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。レッドメインさんと巨匠フーパー監督が「レ・ミゼラブル」に続いてタッグを組んだ作品で、第88回アカデミー賞では主要4部門にノミネートされた。18日公開。