俳優の東出昌大さんが11月11日、東京都内で開かれた映画「予兆 散歩する侵略者 劇場版」(黒沢清監督)の初日舞台あいさつに夏帆さん、染谷将太さん、黒沢監督とともに登場した。
同作は、劇作家の前川知大さんが手がけた舞台を映画化した「散歩する侵略者」のスピンオフとしてWOWOWで放送された連続ドラマの劇場版。主人公の山際悦子(夏帆さん)と夫の辰雄(染谷さん)が、「概念」を奪う侵略者、真壁(東出さん)によって人類の命運を懸けた戦いに巻き込まれる……という内容。
夏帆さんはテレビドラマが映画になった同作について「すごくうれしい。大きいスクリーン、映画館という環境で見てみたいと思っていた」と喜び、自身の演じた主人公・悦子について「悦子には特別な力があって『君にしか世界は救えない』と言われる。世界が終わると言われても(スケールが)大きすぎて分からないけれど、『自分の大切なものを守りたい』という気持ちは分かる」と共感していた。
また、東出さんは舞台あいさつの前の上映回で、一人で客席から同作を鑑賞したといい、司会者から「東出さんがいない」とスタッフを慌てさせたことを知らされると、「僕も大きなスクリーンで見てみたいなと思って。(観客の反応ではなく)純粋に中身が……」と説明。夏帆さんは「誘われてない」と不満顔だった。
「予兆 散歩する侵略者 劇場版」は2週間限定で公開される。