俳優の西銘駿さんが8月27日、東京都内で行われた特撮映画「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂(アイコン)とゴースト運命の瞬間(とき)」(諸田敏監督)の大ヒット舞台あいさつに登場。2015年10月から放送しているテレビシリーズが先日クランクアップを迎え、未経験ながら主演に抜てきされ、約1年の撮影に挑んだ西銘さんは「何かを成し遂げて泣くことが人生でなかったけれど、つらくて濃かった1年だったので、自然に男泣きしてしまった。18年生きてきてライダーの現場は一番大きかった」と感慨深げに振り返った。
舞台あいさつには、ヒロインの大沢ひかるさん、山本涼介さん、柳喬之さん、磯村勇斗さんも登場。クランクアップのときに西銘さんが泣いたことで、大沢さんは「男泣きしていたので、もらい泣きした」、山本さんも「泣く気はなかったのに自分でも何を言ってるか分からないくらい泣いた」、磯村さんも「泣いちゃった」と口々に感涙したことを明かした。また、山本さんは撮影で1年間、黒革のライダースジャケットとパンツを着用し続け、7キロ痩せてしまったことを告白。もともと痩せ形のため、観客から「なくなっちゃうー!」と心配の声が上がり、「なくならない!」とツッコんでいた。
また、この日は西銘さんに向けて共演者からサプライズで手紙が読まれ、山本さんは「駿は最初の方の舞台あいさつでは何を言ってるか分からなかったが、成長していったのが分かった。役者として友達としてライバルとしてこれからも切磋琢磨(せっさたくま)していこう」と伝えると、西銘さんは「うれしい。帰って号泣します。みんなに感謝しています」と感激していた。
「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」は、西銘さん演じる主人公タケル(仮面ライダーゴースト)が、100の眼魂を集めて、すべての世界の人間をゴーストにしようとたくらむ仮面ライダーゴーストとそっくりのダークゴーストの陰謀を阻止するため戦う……というストーリー。テレビシリーズ(テレビ朝日系)は9月で最終回を迎え、西銘さんは「未熟だったが、1年間通して成長できた。(主人公の天空寺)タケルに感謝しています」と話していた。