モデルで女優の池田エライザさんが11月11日、東京都内で行われた初主演映画「一礼して、キス」(古澤健監督)の初日舞台あいさつに、共演の中尾暢樹さん、鈴木勝大さんらとともに登場。鈴木さんは「特命戦隊ゴーバスターズ」、中尾さんは「動物戦隊ジュウオウジャー」出身で、劇中では池田さんとのキスシーン後に、鈴木さんが中尾さんに殴られる場面もあるといい、池田さんが「戦隊ものの先輩が後輩に殴られているという……」と指摘して笑いを誘った。
6年間弓道に打ち込んでいた高校3年生の岸本杏(池田さん)と後輩・三神曜太(中尾さん)の、両思いなのにすれ違ってしまう“ムズムズして難しい”ラブ・ストーリーで、池田さんは「(杏と自分は)まったく似ていない。私ならもっと幸せな方向に行けるんだけどなーって(思っていた)」と率直な思いを明かし、「でも、杏ちゃんが本当に弓道が好きだったからこそ自分の知らない感情に出会って、恋愛と弓道どっちにも真っすぐ頑張って、という結果があった」と語り、最後は「みんな、ちゃんといい恋してね!」と観客に呼びかけていた
また、映画「ReLIFE リライフ」でも池田さんとタッグを組んだ古澤監督は「(杏の)『なぜ私が三神という男に愛されてしまったんだろう』という戸惑いは、魂レベルで(池田さんと)通じるところがあるのかな。そういう意味では、『ReLIFE リライフ』のとき以上に、池田エライザという女優のコアな部分に触れられて、しかもそれをカメラの前でさらけ出してくれたのかなと思う」と感慨深げにコメント。「自分にとって、大事な1本になった。(池田さんは)共犯者という思いでいっぱいです」と語り、池田さんが「すごく幸せです。また呼んで! ありがとうございます」と感激した様子で返す一幕もあった。
舞台あいさつには池田さん、中尾さん、男性グループ「超特急」でタカシとして活動している松尾太陽さん、鈴木さん、結木滉星さん、男女5人組ダンス・ボーカルグループ「lol(エルオーエル)」の佐藤友祐さん、古澤監督が出席。中尾さんが自ら取得したという弓道初段の免状を披露する場面もあった。