俳優の水谷豊さんと反町隆史さんが出演する人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の新作映画「相棒-劇場版4-」の特報映像が9月22日、公開された。同映画の映像が公開されるのは初めて。さらに、鹿賀丈史さん、北村一輝さん、山口まゆさんの出演も決定。来年2月11日に公開されることも明らかになった。特報映像には鹿賀さんらのほか、及川光博さんや仲間由紀恵さんも登場する。
鹿賀さんは国際犯罪組織「バーズ」を追う国連犯罪情報事務局の元理事であるマーク・リュウ役で、水谷さん演じる杉下右京と反町さん演じる冠城亘(かぶらぎ・わたる)はリュウの案内役を務めることに。北村さんは「バーズ」の主要メンバーである “黒衣の男”役、2014年にドラマデビューし、15年の「くちびるに歌を」に続いて、映画出演2作目となる注目の若手女優の山口さんは、10歳の時に誘拐され行方不明となった少女・鷺沢瑛里佳を演じる。
公開された約30秒の特報映像は「その事件の未来(さき)には何がある?」というメッセージで始まり、右京や冠城のほか、及川さん演じる神戸尊、石坂浩二さん演じる甲斐峯秋といったおなじみの“相棒ファミリー”や、仲間さん演じる社美彌子、マーク・リュウ、“黒衣の男”、鷺沢瑛里佳のビジュアルが登場する。
劇場版に出演する鹿賀さんは「(相棒は)テレビシリーズを見ていまして、本格的でいて地に足のついた撮り方をする面白いドラマだと思っていました。出演が決まった時は、あの『相棒』に出るのか、というのが正直な気持ちでした」とコメント。
北村さんは「水谷豊さんのドラマで育っている世代ですから、水谷さんは子どもの頃のヒーローです。共演できたことがすごくうれしかった」と喜び、「誰もが知る『相棒』という重厚な作品に恥じぬよう、胸を張れるような作品となるように、ゲストとしていい化学変化を起こせればと思います」と意気込んでいる。
また、山口さんは「水谷豊さんやあのテーマ曲がすぐに思い浮かぶ有名な作品だったので、そこに参加するかと思うと楽しみでもありましたが、とても緊張していました」と明かし、「“相棒”のお二人は、緊張している私にとても優しくて、空いている時間にいろいろお話をしてくださってうれしかったです。撮影でも一つ一つのシーンで本当に学べることがたくさんありました」とメッセージを寄せている。
「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。「相棒」のナンバリングされた劇場版は、08年に水谷さんと寺脇さん出演の「相棒-劇場版-」、10年に水谷さんと及川さん出演の「相棒-劇場版2-」、14年に水谷さんと成宮さん出演の「相棒-劇場版-」が公開され、第4弾となる今作は、「特命係」と謎の国際的犯罪組織との戦いが描かれる。