1958~59年に日本テレビ系で放送された特撮ドラマ「遊星王子」をリメークする映画「遊星王子2021」(河崎実監督)に特撮界のレジェンドといわれる俳優の団時朗さん、きくち英一さんが出演することが5月28日、明らかになった。団さんは特撮ドラマ「帰ってきたウルトラマン」で主人公・郷秀樹を演じ、きくちさんは同作でスーツアクターを務めた。「帰ってきたウルトラマン」のコンビが「遊星王子2021」で共演することになった。「遊星王子2021」が8月27日に公開されることも発表された。
団さんは遊星王子の父・遊星王、きくちさんはかつて遊星王子が訪れたタルタン星の王族をそれぞれ演じる。特報第2弾が公開され、遊星王子が空を飛ぶ姿やバトルシーンが描かれた。銀色の飛行物体も登場した。
「遊星王子」は、テレビ番組としては、日本初の宇宙人ヒーローものとして人気を集めた特撮ドラマ。宇宙から地球へやってきた遊星王子の活躍を描いた。特撮ドラマ「仮面ライダー」「仮面の忍者赤影」などの伊上勝さんが脚本を手掛けた。1959年には、東映製作の劇場版も公開された。
「遊星王子2021」は、「遊星王子」を新作映画としてリブートし、現代に伝説のヒーローがよみがえる。「いかレスラー」「ヅラ刑事」「日本以外全部沈没」などの“B級映画”で知られる河崎さんが監督を務める。マンガ「サイレントメビウス」などで知られる麻宮騎亜さんが遊星王子のコスチュームデザインを担当する。俳優の日向野祥さんが主人公・遊星王子と人気アイドルの舟木康介、織田奈那さんがヒロイン・大村君子とクローディア姫をそれぞれ一人二役で演じる。