コミケ92:最終日は19万人も3日間で50万人 昨夏下回る

多くの人が詰めかけた日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット92」の最終日
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多くの人が詰めかけた日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット92」の最終日

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)92」が13日に最終日を迎え、19万人が来場した。3日間の来場者数は約50万人で、昨夏の「コミケ90」の53万人を下回った。

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 最終日の13日は、人気作の「アイドルマスター」や「ラブライブ!」など約1万600のサークルが出展。例年、最終日は男性向けコンテンツが集中することから“男祭り”と呼ばれることもあり、会期中で最も人が集まることが多いが、今回も多くの人で混雑した。

 一般ブースは、開幕時からお目当ての同人誌を狙って来場者が殺到。走る人たちを見つけると、スタッフが「走らないでください」と大声で叫ぶなど対応に追われ、入り口で列の流れをコントロールするため、通行規制が行われる時間もあり、午後1時を過ぎても混雑が続いた。

 一方の企業ブースは限定商品を売り切ったブースも目につき、人気のタイプムーンやNBCユニバーサルなどでは列ができたものの、基本的には快適に歩ける状態だった。コスプレエリアは、「Fate」「ラブライブ!」「エヴァンゲリオン」などコスプレーヤーが目立った。気象庁によると当日の東京都の気温は、午後2時半すぎに31度を超え、湿度は約70%だった。会場も風が吹くものの、蒸し暑い状態になり、床に座って涼を取る人の姿が多く見られた。

 次回のコミックマーケット93は、12月29~31日に東京ビッグサイトで開かれる予定。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲームなどのさまざまなコンテンツを扱う同人誌即売会。現在は夏と冬の年2回開催されており、2016年夏は約53万人、16年冬は55万人が来場した。個人が同人誌を販売する一般ブースが中心だが、商業作品を扱う企業も出展しており、さらに大勢のコスプレーヤーが参加することも人気となっている。近年は歌手の小林幸子さんや「T.M.Revolution」の西川貴教さん、叶姉妹など芸能人も参加するなどして話題を集めている。

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