映画「モアナと伝説の海2」のワンシーン (C)2024 Disney. All Rights Reserved
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)が「元気や勇気をもらえる」「映画を見ると前向きになれる」と評判だ。大人へと成長したモアナのポジティブな生き方や冒険へ向かう勇気、さらに海の描写に代表される映像美など、子供から大人まで幅広い年齢層に訴えかける要素が満載で、年末年始にファミリーで楽しむのにうってつけの映画といえる。そんな「モアナと伝説の海2」の魅力をさまざまな年代の子供を持つMANTAN編集部の記者が解説する。
映画「モアナと伝説の海2」のワンシーン (C)2024 Disney. All Rights Reserved
「モアナと伝説の海2」は、2016年に製作された前作「モアナと伝説の海」の続編。前作から3年後、1000年に一人の導く者となったモアナは家族や仲間たちと過ごしていたが、「海の果てにある島にたどり着けば呪いが解ける」という伝説を知り、世界をふたたびひとつにするため、危険な航海に出る決意をする。前作で共に冒険した半神半人のマウイや新しい仲間たちと共に、再び冒険に挑む姿が描かれる。
日本語吹替版では、モアナ役の女優・屋比久知奈、英雄マウイ役の歌舞伎俳優・尾上松也が前作から続投。モアナの新たな仲間でモアナとマウイが大好きな“伝説オタク”の青年モニ役に小関裕太、天才肌で頼れる船大工の少女ロト役に鈴木梨央、歌が嫌いで調理担当の頑固な老人ケレ役の山路和弘、コウモリのように舞いモアナを惑わす重要キャラクター、マタンギ役のソニンら歌も演技も太鼓判を押せる実力派俳優陣が、抜群の歌唱力と表現力を発揮している。
映画「モアナと伝説の海2」のワンシーン (C)2024 Disney. All Rights Reserved
ここからは「モアナと伝説の海2」が人々の心を引きつける理由を深掘りしていく。
まず第一に考えられる理由は、ポジティブなプリンセス、モアナの魅力が前作よりさらにパワーアップしており、見るだけで勇気をもらえることだ。それは、今作を象徴する劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」にも表れている。
「ビヨンド」は、大人へと成長したモアナが二度と大切な人たちのもとへ戻れないかもしれない危険が待つ航海へ出ることへの葛藤と迷い、自分を信じて新たな運命に漕ぎ出す勇気を「海の果てさえも越えてゆこう」と歌い上げる。
旅に出てからも、さまざまな困難がモアナたちに待ち受けているが、モアナはあきらめない。壁にぶち当たっても「別の道がある」と示唆され、辛抱強く解決策を探すのだ。そんな姿に、モアナと同じ10代~20代ならずともきっと勇気をもらうだろう。
子を持つ親世代なら、旅の中でのモアナの“リーダーシップ”に子供たちが学ぶべきところがあると感じるだろう。仲間たちを引き連れ、航海に出た際にそれぞれの役割を認識させ、的確に指示を出す姿、困難に正面から勇気を持って立ち向かう姿に、リーダーとしての品格が備わっていると感じる。
就学前の子を持つMANTAN編集部の記者も「小学生、中学生、高校生と大きくなっていくに連れて、人前に立って何かをしたり、部活動などでも先頭に立つ場面があるかもしれない。モアナのまねはしなくても、彼女の心構えを知っているだけでも、これから先の人生に何かヒントになるのではないか」と感じたという。
映画「モアナと伝説の海2」のワンシーン (C)2024 Disney. All Rights Reserved
「モアナが危険を冒してでも、愛する島や大切な家族たちを守るために、仲間を集めて冒険の旅へ向かう姿は、少年マンガをほうふつとさせる」という意見もあった。旅の途中、仲間同士で尊重し合う友情や、あきらめずに努力する姿は老若男女問わず、心震えるものがあるはずだ。
また、モアナとまだ幼い妹のシメアの関係も見どころの一つ。大好きな姉に「危険な目に遭ってほしくない」と心配するシメア、幼い妹に心配かけまいと葛藤を隠して気丈に振る舞う姉モアナ。そんな姉妹愛、家族愛は、今作を通してぜひ子供たちに感じ取ってもらいたいポイントだ。
さらに、小さな子供たちは、キュートなキャラクターに本能的に心を惹かれるかもしれない。ニワトリのヘイヘイの奇妙な行動は、緊迫した場面でも笑いを与えてくれ、ブタのプアの愛らしい仕草や表情にはきっとハートをつかまれるだろう。マウイの胸の動くタトゥーやミニ・マウイも表情豊かでユニーク。ジョークも飛ばすが、マウイに的確なアドバイスを送る姿はカッコ良く、隠れたヒーローのように感じるだろう。
旅の途中で出会う小さいけれど勇敢なココナッツの海賊「カカモラ」も魅力的だ。言葉は話さないがジェスチャーでモアナと心を通わせる姿に子供ならずとも引きつけられる。
映画「モアナと伝説の海2」のワンシーン (C)2024 Disney. All Rights Reserved
前作をはるかに上回るスケール感の「モアナと伝説の海2」。ディズニー王道のミュージカル映画だけに、音楽や映像美も目を引くものがある。それらをさらに深く楽しむために、さまざまなバージョン(2D、ドルビーアトモス、IMAX、ドルビーシネマ、4D)の上映形式で上映されている。
IMAX版では、南国の海の世界がより壮大に眼前に広がり、波を始めとした映像のリアルな描写でまるで世界観に没入したような体験を楽しめ、モアナたちの冒険を存分に楽しめる。
ドルビー版では、モアナが自分を信じて迷いや葛藤を越えてゆこうという決意を歌う楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」や「帰ってきた、本当のわたしに」などディズニーらしい王道のミュージカル楽曲に包み込まれるような最高のミュージカル体験が可能だ。
さらに、4DX版での上映にはモアナの海さながらの水の演出が追加、劇場に南の国を感じさせる風が吹く演出など、モアナたちの冒険の世界観をまさに体感できる“南国ましまし”4D体験を楽しめる。
今作の「音楽で心情やストーリーを語り、映像でアクションを見せる」という斬新な展開や、美しい海と島々の風景が、年末年始の特別な時間を演出することだろう。
冒険の爽快感やヒロイン・モアナの成長ぶりなどに感心や共感しながら、見終わった後に元気と勇気をもらえる映画「モアナと伝説の海2」。「まるでプロテインやビタミンのよう」だと感じられる作品を年末年始に楽しんで、家族みんなでエナジーチャージしよう。合い言葉は「モアナチャージ」!