ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
孤高のアニメーション作家、カナダのライアン・ラーキンの名はもっと知られていいと思う。今から40年以上も前に25歳という若さで、短編アニメーション「ウォーキング」で第42回米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされ、その名を世界にとどろかせ、28歳でアニメ史上で名作と語りつがれる「ストリート・ミュージック」(72年)を作った。栄光を手に入れたにもかかわらず、ホームレスになった伝説のアニメーション作家だ。そして、復帰作を手掛けている最中の08年にこの世を去った。早過ぎる成功とあふれる才能は人を孤独にするものだが、ライアンの人生もそんなふうに映る。
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作品はどれも躍動的で楽しい。にじんだ美しい色彩や、ドローイング、子どもが喜びそうな色と動き。奇跡的な仕上がりの作品ばかりだ。彼の代表作「ウォーキング」(68年)を見ていると、ただ歩くということが、なんと楽しさに満ちあふれているのかと感じる。歩くことは、人間のさまざまな動きに連なっていく。その様子が音楽のようにリズミカルに展開する。たった5分間の作品だが、感動的だ。
全7作を収録しているが、どの作品も形や色が変幻自在に変わっていくところが楽しい。創作の喜びまで伝わってくる。繰り返し見たい作品ばかりだ。
ライアンへのインタビューを基にCGアニメーション化し、第77回米アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したクリス・ランドレス監督の「ライアン」(04年)や、09年秋の劇場公開時は3分間のダイジェストだった「ライアン・ラーキンの世界」が、52分間の完全版で見ることができる。
特典映像として、「ライアン」を手掛けたランドレス監督の短編「ジ・エンド」(95年)と「ビンゴ」(98年)も収録。ポストカードセット付き特製ケース入り初回限定生産の「コレクターズ・エディション」が4410円、「スタンダード・エディション」は3675円で発売中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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