観月ありさ:夏目雅子さんと違う「なめたらいかんぜよ」に ドラマ「鬼龍院花子の生涯」

「鬼龍院花子の生涯」の記者会見に出席した(左から)岡田浩暉さん、宮本真希さん、観月ありささん、高橋英樹さん
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「鬼龍院花子の生涯」の記者会見に出席した(左から)岡田浩暉さん、宮本真希さん、観月ありささん、高橋英樹さん

 女優の観月ありささん(33)が18日、主演ドラマ「鬼龍院花子(きりゅういん・はなこ)の生涯」(テレビ朝日系)の記者会見に出席。人力車に乗り、黒紋付き姿で登場した観月さんは「(同作が)夏目雅子さんの代表作ということでプレッシャーを感じ、緊張しながら、やるならとことん自分らしさを出してやろうと思い、自分らしく演じた」と語り、「『なめたらいかんぜよ』のシーンは一番注目され、印象に残るシーン。夏目さんとは違った感じで自分なりの啖呵(たんか)になっていると思う」と話した。

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 「鬼龍院花子の生涯」は、直木賞作家・宮尾登美子さんの小説が原作。大正と昭和の時代に四国の侠客(きょうかく)鬼龍院政五郎をめぐる男女の人生を、養女の松恵の視点から描いた。82年に夏目さん主演で映画化され、「なめたらいかんぜよ」という名せりふが流行語になり、84年にテレビドラマ化もされた。今回のドラマは、観月さん演じる松恵をはじめ、多岐川裕美さん演じる政五郎の妻、芳本美代子さんが演じる政五郎の愛人と、その娘の花子ら女たちの壮絶な生き様を描くという。

 政五郎役で高橋英樹さん(66)は「実は私、38年前に(任侠映画から)足を洗いましてね」と切り出し、「足を洗ってからは、正義の味方や良き家庭のパパ、そのイメージをずっと作り続けてきたんですが、この作品でいっぺんにイメージが壊れるんじゃないかと思うぐらい、自分の奥さんを殴ったり、娘を殴ったりする激しいシーンがありました」と明かした。また「あの時代に生きている男、それも土佐のあの地域で生きている男のすごさ、そうせざるを得なかった男の悲しさみたいなものが描かれている」と作品を語っていた。

 会見には松恵の初恋の相手・田辺恭介役の岡田浩暉さん(44)、政五郎の愛人の娘の花子役の宮本真希さん(32)も出席した。ドラマは6月6日午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

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