清原和博さん:「自分の人生と重なるところがある」 映画「ザ・ウォーカー」に熱く

 サスペンス・アクション超大作「ザ・ウォーカー」の“宣伝番長”としてCMに出演する元プロ野球選手の清原和博さんが19日、東京都渋谷区で開かれた宣伝番長就任会見に登場。サングラスに黒スーツの上からコートを羽織り、剣を持ったCMでのいでたちを披露した。清原さんは「30年もの間、主人公がひたすら西へ歩き続けるという姿に共感しました。僕も9歳から野球を始めて、42歳まで33年間やってきたので、自分の人生に重なるところがある」と“男の生き様”を語った。

あなたにオススメ

 清原さんは「僕がそれまで成功例のなかったひざの手術をして乗り越えたことも、ウォーカーとダブるように感じました。こういうのは心の問題で、立ち止まることなく進んでいくことが大事ですね。絶対に手術に勝ってやるという気持ちは、ウォーカーと同じような強い気持ちだったと思います」と熱く語った。また、「ウォーカーのように自分の道を貫く生き様は男らしい。男としてここまでできるのだろうかと考えさせられます」と“男清原”もすっかり脱帽した様子だった。

 「ザ・ウォーカー」は、「マトリックス」シリーズのジョエル・シルバーが製作、アカデミー賞俳優デンゼル・ワシントンと、名優ゲイリー・オールドマンが初競演するサスペンス・アクション超大作映画。本を運ぶ目的のため、どんな苦境にもたった一人、不屈の精神で乗り越えていく男を描いている。舞台は、大規模な戦争によって文明が崩壊した世界。“ウォーカー”と呼ばれる男は30年間、世界でたった1冊だけ残る“本”をひたすら西へと運ぶ旅を続けていた。そこへ独裁者カーネギーが立ちはだかり、世界を揺るがす1冊の本をめぐる死闘が繰り広げられる……というストーリー。

 清原さんはウォーカーを思わせるいでたちに「Vシネマっぽくならないか心配」と笑いながらも、「取材のほうがCM撮影より緊張します」と話していた。

 映画は6月19日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国でロードショー。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事