今夏公開予定の劇場版アニメ「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者ゾロアーク」(湯山邦彦監督)の公開アフレコが26日東京都内のスタジオで行われ、アイドル界アニメおたくを自任する加藤夏希さんと中川翔子さんが声で共演した。「念願のポケモン映画初出演」という加藤さんに対し、07年の10作目から出演している中川さんは、「4年連続かかわれて、本当にギザ心から感動しております」と感激を言葉にした。
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アフレコには、ゲスト出演として2人のほか、陣内孝則さん、塚本高史さん、山寺宏一さんが登場。加藤さんは、クールで知的な秘書リオカを演じ、「以前半魚人や皮肉な少年の声をやったので、女性らしい声をやったのが初めてでうれしかったです。髪をほどく女らしいシーンに一生懸命声を当てました」と役作りへのこだわりをみせた。
中川さんはプルーフという元気いっぱいのポケモンバッカーのサポーターの女の子の声を担当。「歌をアドリブでやってくれと監督から言われたので、全身から冷や汁が飛び出しました」と独特の表現でアフレコ収録を振り返った。また中川さんは「プルーフという名前には、『しょうこ(証拠)』という意味があるそうです。私は出生届で漢字の問題があって、母が私の名前をひらがなで殴り書きしたため『しようこ』と書かれる名前のミスがあったんですが、プルーフがかわいいので初めてこの名前でよかったと思いました」と自らのエピソードを交えて役柄を解説した。
劇場版13作目となる「幻影の覇者ゾロアーク」は、「ポケモンバッカー・ワールドカップ」を観戦するため、クラウンシティに向かったサトシとピカチュウ一行が、仲間を探しているというポケモン「ゾロア」に出会い、行動をともにする。一方クラウンシティでは幻影の覇者「ゾロアーク」が、他のポケモンに化けて街を破壊していた……という物語。新ポケモン「ゾロア」「ゾロアーク」はスクリーン初登場。映画は7月10日全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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