ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、人気シミュレーション「スーパーロボット大戦」に登場するオリジナルロボット「サイバスター」が活躍する「魔装機神」(DS)です。制作を手がけたバンプレソフトの寺田貴信スーパーロボット大戦チーフプロデューサーにゲームの魅力を聞きました
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−−セールスポイントは?
従来の「スーパーロボット大戦」と違い、SDではなくリアルタイプのロボットが繰り広げる戦闘シーンです。いくつかの武器には、CGムービーを挿入しており、従来のスパロボとは一味違う感じになっています。また、緻密(ちみつ)な世界観をベースにしたストーリーも特徴の一つです。ロボットアニメがお好きな方なら、楽しんでいただけると思います。
−−開発の経緯は?
「魔装機神」は十数年前にスーパーファミコンで発売したソフトで、スパロボシリーズでも屈指の人気を持っています。移植希望も大変高く、今回ようやくそれを実現することができました。個人的にも長年の宿題だったので、発売することができてホッとしています。DS版の開発は、スーパーファミコン版を作ったウィンキーソフトさんにお願いし、「魔装機神」の原作者である阪田雅彦氏にもご協力いただいています。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
オリジナルがスーパーファミコンだったものですから、ゲーム中のテキスト内に「カセット」という単語が使われており、開発末期までそれに気づかず、スルーしてました。DSはカセットではなく、カードですから、慌てて修正しました。後は、DS版の存在を知った関係者から「いやー、懐かしいですね。小(中)学生の時にプレーしましたよ」とよく言われ、個人的に驚きました。スーパーファミコンの時、私は社会人だったんですけど……いや、年を取ったもんだなあ、と。当たり前の話ですけどね(笑い)。
−−ファンへ一言お願いします。
主人公機であるサイバスターは迷わずパワーアップさせてください。あと、シナリオ分岐がかなり多いので、2周目にもチャレンジしてほしいですね。SFC版をプレーした方もプレーしていない方も、この機会を逃さず、「魔装機神」の世界に触れてみてください。
バンプレソフト スーパーロボット大戦チーフプロデューサー 寺田貴信
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