女優の黒木瞳さん(49)が31日、エッセー「私の場合」(講談社)刊行記念の記者会見と握手会に登場。女優生活30周年を迎えた黒木さんは結婚について、「夫とのやりとりは、最近『同窓会』のドラマもやっておりますので(笑い)ああいうことにならないように心して。すれ違う時の連絡はなるべく言葉で、それでも足りない時メールです」と答えた。
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また、過去に優先順位は1番が仕事、2番が家庭と答えたことについて、「今も同じですね。仕事が1番、家庭が2番。(家族には)苦労させています」と苦笑。「でも、私の意思を理解してくれています」と話し、「私は両立、ということを考えていません。やれるときにやれることを、やれるだけやるのが私のやり方と考えて、バランスをとっています」と家庭についての考え方を語った。
また、ドラマのサブタイトル「ラブ・アゲイン症候群」にひっかけ、黒木さんは「ラブ・アゲイン願望はあります」と衝撃発言。「あるでしょ? でも朋美(黒木さんの役)の人生は歩んでいくのはものすごくつらいでしょうね。ドラマでは『青春をもう一度』と思って、ご飯ものどを通らないくらい、杉山君(高橋克典さんの演じる相手役)のことが頭から離れません(笑い)。でも、明日からはディナーショーなので、ちょっと彼のことは忘れるつもりです」とジョークも飛び出した。
美しさと好感度キープの秘訣(ひけつ)について黒木さんは「好きなことを好きなだけすることと、今日が一番若い!今日が一番元気!と思って過ごすこと」を挙げた。また「好感度が高いと、そのようにならなきゃ、もっと頑張ろうと思います。悪いことをする時間がなくて……」と笑顔で、「自分の人生を否定したら立っていられないので、これでよかったんだ、と思って過ごしています。幸せって、『わあ、幸せだ』って分かりにくいですよね。今、悲しくないから幸せだと思います」と30年を振り返った。
「私の場合」は、黒木さんが雑誌「Grazia」09年1月号から1年半連載していたエッセーで、「母のこと」「宝塚のとき」「私の生きる道」「最初で最後のラブレター」「加齢の事実」「トラウマな女」など、自身の半生を振り返る17編とグアムで撮影した撮り下ろし写真を収録。初回配本分には、特別限定版としてスワロフスキーを使った特製クリスタルネックレスが付く。(毎日新聞デジタル)
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