ビスコ:宇宙に行く 国際宇宙ステーションの写真が話題に

国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で山崎直子宇宙飛行士(下)と写された「ビスコ」の缶(右の人物の右手下)=2010年2月9日、NASA提供
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国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で山崎直子宇宙飛行士(下)と写された「ビスコ」の缶(右の人物の右手下)=2010年2月9日、NASA提供

 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で4月、山崎直子宇宙飛行士(39)を撮影した写真に、江崎グリコのお菓子「ビスコ」が写っていることがネットで話題になっている。

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、「ビスコ」は、国際宇宙ステーション(ISS)に5カ月余り滞在し、6月2日にロシアのソユーズ宇宙船の帰還モジュールで帰還した野口聡一飛行士(45)が持ち込んだもので、通常の宇宙食に加えて、個人の好きなものを持ち込む「ボーナス食」という。日本人宇宙飛行士はこれまで、ラーメンやカレーなどをボーナス食として持ち込み、他の乗組員にも好評だったという。

 同社によると、「ビスコ」は1933年に発売されたお菓子で、5枚当たり1億個の乳酸菌が入ったクリームをビスケットで挟んである。野口さんが持ち込んだのは、5枚入りの袋が6個入った「保存缶」で賞味期限が5年間と長期保存できるため、07年から防災食品としても利用できる缶を発売している。

 同社広報部は「歴史のある親しみやすいお菓子ですが、野口さんのお陰で宇宙でも大丈夫ということが分かった。防災食品としてのビスコを知ってもらえ、非常にありがたく思っています」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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