MD松尾のヒット解析:ラブプラス+、ときメモ圧倒的 新型Xbox360も好調

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが21~27日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 今週は人気サッカーRPG「イナズマイレブン3 世界への挑戦!!」(DS、レベルファイブ)一色になるでしょう。特にTSUTAYAでは「選手名鑑」付きの下敷きがオリジナル特典として付くこともあり、予約も絶好調でした。予約数の違いから1位が「スパーク」、2位が「ボンバー」になりそうです。3位は、前週1位の「ラブプラス+(プラス)」(DS、KONAMI)か、新作の「太鼓の達人DS ドロロン!ヨーカイ大決戦!!」(DS、バンダイナムコゲームス)と予想しています。

 ◇21~27日の結果

 予想通り人気恋愛ゲームの新作「ラブプラス+」がトップでした。わずか4日間で前作の1カ月分の売り上げをたたき出しており、今後どこまで伸びてくれるか注目です。2位は「ときめきメモリアル ガールズサイド 3rd Story」(DS、KONAMI)。こちらも前作の2週間分を1日で売り上げています。シリーズを追うごとに売り上げペースが上がっており、優良タイトルに成長しました。3位は「モンスターハンターフロンティアオンライン」(Xbox360、カプコン)。売り上げの大半が発売日に集中しているのは、一秒でも早く遊びたいというオンラインゲームならではの特徴でしょう。

 また、新型が発売されたXbox360本体の売り上げが3~4倍に急伸しています。もちろん新型も好調ですが、新型の発売に伴って値下げされた既存のバリューパック、アーケードもわずか1週間で通常の1カ月分の売り上げを記録しています。サッカー日本代表の奮闘で、「ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦」(KONAMI)も良く売れています。

 ◇ランキングは次の通り(21~27日・TSUTAYA調べ)

1位 ラブプラス+(DS)

2位 ときめきメモリアル ガールズサイド 3rd Story(DS)

3位 モンスターハンターフロンティアオンライン(Xbox360)

4位 トトリのアトリエ(PS3)

5位 ゴーストトリック(DS)

6位 スーパーマリオギャラクシー2(Wii)

7位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PS3)

8位 ぼくのなつやすみポータブル2(PSP)

9位 ウイニングイレブン2010 蒼き侍の挑戦(PSP)

10位 グランド・セフト・オート:エピソード・フロム・リバティーシティ(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約450店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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