ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、オンラインプレー専用タイトルとしてPCからXbox360に移植された「モンスターハンター フロンティア オンライン(MHF)」(カプコン)です。カプコンの杉浦一徳・MHF運営プロデューサーに作品の魅力を尋ねました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−ゲームのセールスポイントは?
日本全国のハンターとインターネットを介し、共に狩猟生活を楽しめます。チャットなど充実したコミュニケーションツール、「猟団」「公式狩猟大会」「狩人祭」「大討伐」といった多人数で楽しむコンテンツが満載で、ハンター同士のつながりや「絆(きずな)」をとても大事にしたゲームです。
また、オンラインゲームならではの定期的なアップデートにより、新モンスター、新武器・防具、新フィールド、新システムなど、新要素が追加されていく、まさに進化するゲームです。オンラインゲームはたくさんの人が接続している方がにぎやかで楽しい、とよく言われます。そういう意味でも日本で最大級の接続数、毎日数万人がプレーしているのも、MHFの大きなセールスポイントです。「狩人祭」なんかは数万人vs数万人で競い合う、ダイナミックなイベントですよ!
−−開発の経緯は?
07年にパソコン版で正式サービスを開始しましたが、その時からコンシューマーゲーム機で展開する可能性を考えていました。なぜなら、カプコンという会社は、コンシューマーのタイトルを次々に出していることも大きな強みですから。オンラインだからといってパソコンにこだわる必要はなく、このコンシューマーゲーム機での展開は自然だったという気はします。Xbox360を選んだ理由は、マイクロソフトさんがXbox LIVEというネットワーク機能に力を入れていたため、MHFと相性が良いと判断したためです。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
私は飛行機が大の苦手で、まさかマイクロソフトさんの本社に行くことないよなあ……と少しビクビクしながら仕事をしていたのですが、ある時大きな問題が起きまして、上司から「マイクロソフトさんの本社にいってこい!」と言われた時、死ぬ気で問題解決をして飛行機に乗らなくて済みました……。あのときが私個人の最大のピンチの時でした!
−−ファンへ一言お願いします。
武器一つ、防具一つに仲間と苦労して作った思い出ができるのがMHFの楽しみの一つです。オンラインゲームは1人で遊ぶゲームではなく、たくさんの人と人が触れ合うゲームです。当然、マナーや思いやりも大事ですが、そういうことを大事にすることで生まれる感動や喜びがあるのも、オンラインゲームの素晴らしいところだと思っています。
また、オンラインゲームは運営チームという他のジャンルにはあまりないチームがあり、サービスという部分を担当しています。いつかは、カプコンの運営チームは他のオンラインゲーム会社の運営チームと比べても一番いい運営チームだね!と言われるように頑張っていきます。よろしくお願い致します!
カプコン オンライン開発部運営室室長 MHF運営プロデューサー 杉浦一徳
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