注目映画紹介:「バウンティー・ハンター」賞金稼ぎと新聞記者の事件がらみのロマンチックコメディー

「バウンティー・ハンター」の一場面。
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「バウンティー・ハンター」の一場面。

 「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(08年)が好評だった女優のジェニファー・アニストンさんと、「オペラ座の怪人」(04年)や「300(スリーハンドレッド)」(07年)などで知られる俳優のジェラルド・バトラーさんによるロマンチックコメディー映画「バウンティー・ハンター」が10日に全国で公開される。

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 元刑事で、いまはバウンティー・ハンター(賞金稼ぎ)をしているマイロ・ボイド(バトラーさん)が、あろうことか、新聞記者で元妻のニコール(アニストンさん)を捕まえることになった。ところが、ニコールが追いかけている事件に殺人がからんでいる疑いが浮上し、それによって2人は、ある組織の陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。

 借金取りに追われる賞金稼ぎが、ターゲットである元妻を追い、元妻は殺人事件の特ダネを追うことで怪しい人物に命を狙われ……と、いもづる式につながっていくエピソードをつむぎながら、賞金稼ぎと新聞記者の恋の行方を軽快に見せる手腕はさすが。「メラニーは行く!」(02年)や「最後の恋のはじめ方」(05年)のアンディ・テナント監督が手がけた。

 互いをまだ思い合っているのに素直になれず、ついつい憎まれ口をたたいてしまうマイロとニコールは、“ケンカするほど仲がいい”を絵に描いたような理想(?)のカップル。典型的ロマンチック・コメディーのキャラクターだ。とはいえ、ただのロマコメでは終わらない。バトラーさんが屋根から飛び降り地面にたたきつけられるアクションをこなせば、一方のアニストンさんも、タンクトップにミニスカートという超シンプルなファッションで、特ダネを手に入れるために元夫を出し抜くちょっぴり狡猾(こうかつ)な女性を好演している。

 今作での共演をきっかけに、2人は私生活でも恋仲になったといううわさもあり、息の合った演技もスクリーンで確認したい。10日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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