「このライトノベルがすごい!」大賞:東京農工大院生の大泉貴さん「ランジーン×コード」

「第1回『このライトノベルがすごい!』大賞」の大賞を受賞した「ランジーン×コード」の表紙
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「第1回『このライトノベルがすごい!』大賞」の大賞を受賞した「ランジーン×コード」の表紙

 宝島社が主催する「第1回『このライトノベルがすごい!』大賞」の大賞作品に、東京都の東京農工大大学院生、大泉貴(おおいずみ・たかし)さん(22)の「ランジーン×コード」が輝いた。752作の応募があり、大賞含む各賞に5作が選出され、9月10日に同社から同時刊行される。9月14日には東京都内で授賞式が開かれる。

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 「ランジーン×コード」は、遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち「コトモノ」と人間の共存する世界を描くバトルファンタジー。選考委員の勝木弘喜さん(ライトノベル・フェスティバル初代実行委員長)は「映画を見ているような錯覚に陥る、視覚に訴えかけてくるような鮮烈なシーンが素晴らしい!」とコメントしている。

 「このライトノベルがすごい!」大賞は、05年から宝島社が毎年刊行しているライトノベルガイド本「このライトノベルがすごい!」から生まれた新人賞。同ガイド本は編集部や読み手、販売のプロが本当におもしろい作品をランキング形式で紹介。「ランキング上位に入るようなホントにおもしろい作品、新しい才能を発掘し、世に送り出す」を目的に創設された。

 また、「このライトノベルがすごい!文庫」の創刊を記念して、受賞作のオリジナル図書カードが当たるキャンペーンを実施中。ツイッターで「@konorano_jp」をフォローし、「#konorano2010」をつけてツィートした人の中から、1000人にプレゼントされる。(毎日新聞デジタル)

 大賞以外の受賞作は以下の通り。

 金賞=「僕たちは監視されている」里田和登(さとだ・かずと)さん(32)▽栗山千明賞=「ファンダ・メンダ・マウス」大間九郎(おおま・くろう)さん(33)▽特別賞「伝説兄妹!」おかもと(仮)(おかもと・かっこかり)さん(25)▽優秀賞=「暴走少女と妄想少年」木野裕喜(きの・ゆうき)さん(28)。

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